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2023年04月07日

【受賞/表彰等】酒井研究室のGuangtao DUAN特任助教が「原子力学会2023年春の年会」において計算科学技術部会 CG賞を受賞されました。

酒井研究室のGuangtao DUAN特任助教が、2023年3月13日に「原子力学会2022年春の年会」において計算科学技術部会 CG賞を受賞されました。

 

〈受賞した賞の名称と簡単な説明〉

計算科学技術部会 “CG賞”

日本原子力学会秋の大会・春の年会において、優れた可視化成果をあげた発表者に贈られる賞です。

 

〈受賞された研究・活動について〉

講演タイトル:混相流粒子法による積層造形時の気泡挙動の数値シミュレーション

講演概要

金属積層造形によって製造された部品の気孔率を低減することは、原子力工学や他の分野での応用にとって非常に重要です。原料粒子内にある既存の気泡は、製品に気孔ができる主な原因の一つです。MPS法と離散要素法を組み合わせた手法を用いて、粉末床から溶融プールへの気泡の移動を模擬しました。その結果、気泡径が溶融プール内の気泡の残存に大きな影響を与えることが分かりました。さらに、レーザービーム形状が気泡の捕獲および放出に及ぼす影響も評価しました。気泡の捕獲と放出のメカニズムに基づき、製品に生じる気孔を低減するための2つのアプローチ:(a)水平楕円形のレーザービームを使用すること、(b)凝固した溶融プールを再走査すること、が提案されました。このように、シミュレーションにより前述のふたつのアプローチが製品に含まれる気孔の低減に有効であることが示されました。

 

〈今後の抱負・感想等〉

このたびのCG賞の受賞は、私にとって大きな励みとなり、大変光栄に存じます。また、ご指導いただいた酒井幹夫教授をはじめ、貴重なご助言をくださった研究室の皆様に心より感謝申し上げます。主催者の方々に評価していただいたことに心から感謝するとともに、今後、原子力工学の分野でさらなる研究の進展を期待しています。

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