東京大学院工学系研究科原子力国際専攻 NUCLEAR ENGINEERING AND MANAGEMENT

当専攻では、原子力、エネルギー・環境、計算科学、電気・電子、機械・材料、物理・化学から社会科学まで広く異なるバックグラウンドを持った学生を募集しています。

RESEARCH 01

原子力エネルギー

Nuclear Reactor Safety

我が国の生活・文化・産業・環境を支えるベースエネルギー

資源を殆ど持たない我が国にとり、原子力エネルギーによる発電は、電力安定供給・エネルギー安全保障の点から見てもベース電源として欠かすことができません。福島第一原子力発電所事故を経験した我が国だからこそ、世界から求められている課題には、世界最高の安全な原子力発電の実現、福島第一原子力発電所の廃炉技術、使用済核燃料の核燃料サイクル技術、核セキュリティの確保、そして高速炉、核融合炉、高温ガス炉などの次世代原子力エネルギー技術開発、などがあります。これらの課題に取り組み解決する能力を身に付けた優秀な人材の排出こそが、我々の果たすべき最大の貢献と考えています。

RESEARCH 02

放射線応用

Radiation Sources,
Detection & Measurement

先端的な基礎研究から技術革新を創出する

原子力技術の誕生と発展は、X線や放射能、核分裂の発見、相対性理論や量子力学といった、ノーベル賞級の発見や研究と歩みを共にしてきました。放射線は、その発見直後から、医療診断や治療を中心に技術革命を起こしました。一世紀以上経った現在も、放射線と物質との相互作用を理解し、産業や医療、都市を支える新しい放射線技術を生み出す挑戦は続いています。今こそ、レーザーや加速器といった量子ビーム技術、情報・エレクトロニクス技術、量子力学に立脚したシミュレーションを駆使して、次のイノベーションを起こしましょう。

RESEARCH 03

モデリング&シミュレーション

Advanced Modeling & Simulation

コンピュータシミュレーションで複雑現象を予測する

原子力工学では、その安全の重要性から、コンピュータシミュレーションを駆使して製品設計および現象把握がなされます。また、高温・高放射線の極限環境にさらされ、直接観察することができないことが多いため、他の分野よりもモデリングに関する研究が活発になされています。現在、シビアアクシデントのような内部観察が極めて困難な原子炉内部の予測、廃止措置を円滑に進めるための条件検討、原子炉構成部材の照射損傷過程の予測・評価、世界エネルギーシステムモデルによる地球温暖化問題対策の評価、などが研究対象となっており、過去の経験では解決できない前人未踏の問題にチャレンジしています。

RESEARCH 04

材料

Materials in Extreme Environments

マルチスケールの研究で新しい機能を創成する

私たちが日頃何気なく手にしている素材や機器は、原子炉や宇宙といった過酷な環境でもそのまま使えるでしょうか。高放射線・高温・高圧の極限的な環境下で、物質がどのように振る舞うかを理解し制御することは、学術としても最先端で、また、原子力エネルギーの安全性と経済性を向上させるための鍵となります。原子1つ1つから地球規模、一京分の一秒から十万年という、空間的にも時間的にもマルチスケールな物理・化学現象の研究、加速器やシミュレーションを駆使した研究が、革新的な新材料や新素材を創出します。

RESEARCH 05

核燃料サイクル

Fuel Cycle and Waste Management

社会と調和した持続的な原子力エネルギー利用のために

「社会の持続的な発展」を考える時、どの程度の将来を思い浮かべますか?再生可能エネルギーの技術発展のスピードを考えると、現在のエネルギー資源の使い方では、近い将来限界に達するかもしれません。それは、原子力エネルギーも同様です。持続的な原子力エネルギーの利用のためには、使用済み燃料のリサイクルや高速炉サイクルの実現が必要です。また、原子力の利用によって生じる廃棄物や環境汚染の問題を解決していく必要があります。100年後の社会のために、先進サイクルや地層処分、そして、それらを支える高度な分析技術に関する研究を今一緒に始めましょう。

入学案内

当専攻では、原子力、エネルギー・環境、計算科学、電気・電子、機械・材料、物理・化学から社会科学まで広く異なるバックグラウンドを持った学生を募集しています。

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