2024年09月27日
【受賞/表彰等】原子力国際専攻 酒井研究室 今谷俊貴さん(D3)
2024年9月13日、原子力国際専攻 酒井研究室 今谷俊貴さん(D3) が日本原子力学会2024年秋の大会において、計算科学技術部会学生優秀講演賞を受賞されました。
<受賞した賞の名称と簡単な説明>
計算科学技術部会学生優秀講演賞
日本原子力学会 2024年 秋の大会において、優れた学生発表に対して贈られる賞です。
<受賞された研究・活動について>
発表のタイトル: DEM-VOFシミュレーションの大規模体系への応用
講演概要: 固体粒子をDEMで、気液界面をVOFによって表現するDEM-VOFは固気液三相流シミュレーションに広く用いられています。我々の研究室では、計算粒子数を削減する粗視化モデルおよび、粒子径に対して柔軟に流体解析用の格子サイズを設定することを可能とするRefined grid modelをDEM-VOFに導入し、大規模な固気液三相流解析を可能にしました。本研究では、さらに流体抗力の陰的解法を適用することを可能にし、従来安定な解析が不可能であった条件での解析を可能としました。また、妥当性確認を通して、陽解法では不可能な条件で安定に解析できること、粗視化モデルによって実粒子体系を再現できることが示されました。
<今後の抱負・感想>
今回このような賞をいただけて大変光栄に思います。日頃から、ご指導いただいております酒井幹夫教授に心より感謝いたします。また、さまざまなアドバイスをいただいた研究室の皆様にも感謝申し上げます。今回の受賞を励みに、今後も研究に精進し、さらに発展させていきたいと考えております。