2021年05月06日
【受賞/表彰等】阿部研究室の大石啓嗣さん(D2)が日本原子力学会2021年春の年会において学生ポスターセッションにおける優秀賞を受賞しました。
==受賞日==
2020年3月19日
==日本語==
1.氏名
大石啓嗣
2. 学部・研究科、学科(類・課程)・専攻等 と 学年
工学系研究科 原子力国際専攻 阿部研究室 博士課程2年
3. 受賞した賞の名称と簡単な説明
学生ポスターセッションにおける優秀賞
日本原子力学会春の年次大会の学生ポスターセッションにおいて優秀な研究発表に授与される賞です。
4. 受賞された研究・活動について
研究タイトル:核融合炉ブランケット構造材F82Hの高温酸化に関する研究
概要: 本研究では500℃、600℃の条件の下、ドライカラムを通し脱水処理したHe+0.1% H2スイープガス環境下でF82H試験片(6mm×6mm×1mm)を最大2000時間加熱保持する実験を行った。その結果、F82H表面に500℃ではFe3O4が、600℃では純鉄が生成されていることが確認された。熱力学計算を行ったところ、実験条件において生成される安定な鉄酸化物はFe3O4であり、実験結果と一致した。500℃と600℃でF82H表面における鉄の形態が異なった理由は鉄が酸化するのに要求される雰囲気中のH2O/H2比がそれぞれの温度の場合で異なるからだと考えられる。
5. 今後の抱負・感想等
この度、栄誉ある賞をいただくことができ大変光栄に存じます。指導教官である阿部弘亨先生ならびに研究室の皆様に心より御礼申し上げます。今後も一層研究活動に精進してまいります。