2025年03月17日
【受賞/表彰等】原子力国際専攻 酒井研究室 Kai-en YANGさん(D3)
2025年2月28日、原子力国際専攻 酒井研究室 Kai-en YANGさん(D3)が2025 Q-STEPコロキウムにおいて、最優秀ポスター賞を受賞されました。
<受賞した賞の名称と簡単な説明>
2025 Q-STEPコロキウムの最優秀ポスター賞を受賞しました
<受賞された研究・活動について>
タイトル:Development of Multi-timescale Reduced-order Model for High-speed DEM-CFD simulation in a Bead Mill
本研究では、高速DEM-CFDシミュレーションのためのマルチタイムスケール縮約モデル(MT-ROM)を提案する。具体的には、DEM-CFDにおけるMTダイナミクスを捕捉し、物理的・時間的制約のないデータ駆動型ROMに最適な学習データを決定するために、誤差推定に基づくアルゴリズムを設計した。結果として、MT-ROMを用いた一連のビーズミルDEM-CFDシミュレーションを実施し、その有効性を実証した。その結果、物理モデルDEM-CFDと比較して、最大5600倍の高速化を達成し、相対誤差は5%未満に維持され、粉体プロセスシステムのデジタルツインの実現に有望なアプローチを提供した。
<今後の抱負・感想>
数多くの優れた量子科学研究が発表され、毎年高い競争率を誇るQ-STEPコロキウムにおいて、最優秀ポスターの1つに選ばれたことを大変嬉しく思います。酒井研究室のメンバー全員、特に酒井教授、段広涛博士、李碩博士に心から感謝します。この成果は、厳密な研究を無私で継続的にサポートしてくれた彼らの存在が不可欠でした。 粉体プロセスシステムのデジタルツインの実現を目指して、粉体プロセスシステムのリアルタイムシミュレーションにアプローチするデータ駆動型ROMの研究を続けていきたいと思います。