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入試案内

原子力国際専攻への進学を
お考えのみなさま

21世紀に入り,人類の目標は, 「科学技術を基盤とした物質的な豊かさの追求」から,「地球環境と調和した持続可能な社会の構築」へと大きく転換しました. 原子力はそのどちらでもキーとなりえる技術です. 物質的な豊かさを求めるとき,エネルギーが必要となります.小さな質量から莫大なエネルギーを生み出すことのできる原子力はとても有望な技術でした. 21世紀に入った現在では,地球環境と調和したエネルギー源が求められています.極めて発電効率が高く,また発電時にCO2を出さない原子力は,やはり有望な技術と言えます. しかし,福島第一原子力発電所の事故を経験し,安全に対する考え方を大きく改めさせられました.原子力工学は,それまで,安全性に対する考え方や技術が最も優れている分野だと思われていました.それでも事故は起こった.我々は安全に対する概念を根本から見直す必要に迫らせました. 例えば,どんな災害にも全く傷のつかないシステムよりも,ダメージを受けてもすぐ回復できるシステムを目指す,というレジリエンスの考え方が見直されてきました. また,どんな優れた技術でも社会的な受容性が何より大切であることを思い知りました. 一方,原子力工学は,エネルギーを持った量子を制御する技術を発展させてきました.今日,エネルギー量子の技術は,先進医療や精密分析に幅広く,本格的に利用されるようになってきました.エネルギー量子の工学とは,局所的な高いエネルギー密度が引き起こす現象や,相互作用時間の極めて短い超高速現象を自在に操ることを目指す学問と言えます.エネルギー量子工学が,いよいよ人間の生活に直接関わる実用技術となるステージに来ているのです. 原子力国際専攻では,最先端のエネルギー量子技術から,環境・エネルギー問題,システムの安全性から社会受容性の課題まで,幅広い教育・研究を推進することによって,持続可能な人類社会に貢献することを目指しています. 皆さんのチャレンジをお待ちしています.

原子力国際専攻教授・常務委員 小宮山涼一

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