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2022年10月06日

【受賞/表彰等】岡本研究室 西村洋亮さん(D1)が「日本原子力学会2022年秋の大会」学生ポスターセッションにおいて実験系特別賞を受賞されました。

2022年9月8日原子力国際専攻 岡本研究室・西村洋亮さん(D1) が「日本原子力学会2022年秋の大会」学生ポスターセッションにおいて実験系特別賞を受賞されました。

 

<受賞された研究・活動について>

ポスターのタイトル:
高温ガス炉空気侵入事故時におけるSiCマトリクス燃料コンパクトの酸化挙動の解明

講演概要:

新型炉として近年注目を浴びている高温ガス炉の近い将来における実用化を目指して、その出力の増大および安全性の向上に関する研究プロジェクトに携わっています。本研究で提案しているSiCマトリクス燃料コンパクトの、空気侵入事故時における酸化挙動を解明するため、東工大と共同研究を行いその成果を発表しました。結果として、SiCマトリクス燃料コンパクトの成立性が確認され、極限環境下でのSiC酸化挙動を詳細に解明し、その挙動に関する有用な実験式を導きました。結論として、SiCマトリクス燃料コンパクトの採用は従来の高温ガス炉の設計と比較して、出力の増大と空気侵入事故時の安全性の向上に大きく寄与すると期待されます。

<今後の抱負・感想>

この度は受賞できたことを大変嬉しく思うと共に、指導教官や研究室のメンバー、日々支えてくれる皆様に感謝申し上げます。福島事故が起きた当時、私は中学1年生でした。11年経った今、原子力研究で博士号を取得予定で、取得後も研究職に就きたいと考えております。福島の廃炉作業は困難を極めますが、それと同時並行で50年後のエネルギー問題を見据えて真剣に議論しなければいけない段階にきているのではないでしょうか。新型炉の開発研究は我々若手エンジニアの責務だと、私は考えております。今後も日々精進して、高温ガス炉のさらなる発展に貢献していく所存です。

 

 

 

 

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