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2022年11月24日

【受賞/表彰等】酒井研究室 石琪さん (D3) が「International Conference on the Characterization and Control of Interfaces for High Quality Advanced Materials 2022 (ICCCI 2022) 」において「KONA Young Researcher Award」を受賞されました。

2022年11月17日、原子力国際専攻酒井研究室 石琪さん (D3) が「International Conference on the Characterization and Control of Interfaces for High Quality Advanced Materials 2022 (ICCCI 2022) 」において「KONA Young Researcher Award」を受賞されました。

<受賞した賞の名称と簡単な説明>

KONA Young Researcher Award: ICCCI 2022において学生や若手研究者による優れたポスター発表に対して授与される賞です。

 

<受賞された研究・活動について>

ポスターのタイトル:POD-ANOVAによる粉体混合メカニズムの定量評価

 

講演概要:

本研究では、離散要素法(DEM)シミュレーションにおける粉体混合メカニズムの定量的解析のために、固有直交分解(POD)と分散分析(ANOVA)を組み合わせた手法を開発しました。まずPODは粒子の座標変化の主要な特徴を抽出することができます。PODによって得られるPODモードの各成分が集中分布をしているかランダム分布をしているかによって、粉体混合過程における対流混合メカニズムと拡散混合メカニズムの寄与率を数学的に同定することができます。続いてANOVAを適用することで、対流/拡散の寄与率に関する定量的情報を得ることができます。これらを組み合わせたPOD-ANOVAハイブリッド手法を、回転ドラムにおける混合現象に応用しました。まず充填量を変化させた際の回転ドラム内の粉体混合について、静的な解析を行うStandard POD-ANOVAを使用して、混合プロセスの対流/拡散の寄与率を評価しました。その結果、従来の混合メカニズム解析とよく一致することが示されました。さらに、動的な解析を可能とするWindowed POD-ANOVAによって、初期の対流混合から最終的な拡散混合への移行によって特徴づけられる混合メカニズムの動的な変化を評価することに成功しました。POD-ANOVAは混合メカニズムを正確かつ効率的に定量化できる有望な手法であると考えています。

 

<今後の抱負・感想> この賞を受賞できたことは、私にとって大変光栄なことです。研究期間中、私を助け、貴重なコメントをくれた研究室のすべてのメンバー、特に指導教官の酒井幹夫先生、Guangtao Duan博士、Shuo Li博士、Rui Li氏に心から感謝の意を表します。今後の研究でも、最善を尽くしたいと思います。

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