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2023年07月18日

【受賞/表彰等】原子力国際専攻岡本研究室 西村洋亮さん (D2) が「第30回原子力工学国際会議(ICONE30)」においてAkiyama Medalを受賞されました。

原子力国際専攻岡本研究室 西村洋亮さん (D2) が「第30回原子力工学国際会議(ICONE30)」においてAkiyama Medalを受賞されました。

 

[受賞の説明]

30th International Conference on Nuclear Engineering (ICONE30) 原子力工学国際会議のStudent paper competition トラックにおいて、プロシーディング論文・口頭発表・ポスター発表を行った者の中から最も優秀な学生を、秋山メダルとして表彰する。故 秋山守はこの国際学会の創設者の1人であることから、彼の名にちなんだメダルが贈られる。

 

[研究の概要]

全人類のエネルギー需要を満たすためには、エネルギーを安定供給できるシステムが必要であるが、温室効果ガスを排出し続ける現在の火力発電は、地球規模での気候変動を加速させるとともに環境破壊を続けている。原子力発電はカーボンフリーであり、科学的に最も合理的な電源オプションのひとつであるが、福島第一原子力発電所の事故以来、安全性の向上が大きな課題となっている。

次世代原子炉の中核として注目が高まっている高温ガス炉は、極めて安全性に優れた炉心を有し、炉心溶融が起きない設計であることから、その実用化が強く望まれる。しかしながら、現在の高温ガス炉の設計はここ数十年発展がない。

本研究では、熱効率の向上と安全性の向上に寄与しうる革新的な燃料を提案し、その有効性を実験により確認した。この知見が広く共有され、高温ガス炉のさらなる研究開発に応用されることが期待される。

 

[受賞コメント]

このたびは、ICONE(原子力工学国際会議)が久しぶりの現地開催ということもあり、大変な賑わいであり、有意義な学際交流を図ることができた。秋山メダルの受賞は、私が日本人史上4人目、東京大学からは初めての受賞者であり、非常に光栄である。そして何よりも、学会の開催期間を通じて出会った世界中の仲間との交流は、大変素晴らしいものであり、良い刺激となった。開催にあたってChairを務め、学生セッションを円滑に運営して下さった三輪准教授には、感謝しきれない。日頃から研究活動をサポートし、アドバイスを与えてくれる全ての人々に心から御礼を申し上げる。

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