2025年07月18日
【受賞/表彰等】原子力国際専攻 酒井研究室 Kai-en YANGさん(D3)
2025年7月4日、原子力国際専攻 酒井研究室 Kai-en YANGさん(D3)が The 10th International Conference on Discrete Element Methods (DEM10)において、Best Poster Awardを受賞されました。
<受賞した賞の名称と簡単な説明>
Best Poster Award
DEM10の優れたポスター発表を受賞しました。
<受賞された研究・活動について>
発表/ポスターのタイトル: High-speed Simulations using Multi-timescale Reduced-Order Model in Gas-Solid Flows of a Large-scale Fluidized Bed
講演概要: 本研究では、大規模流動層における高速シミュレーションのためにマルチタイムスケール縮約モデル(MT-ROM)の妥当性確認を行った。このモデルは、事後誤差推定を用いてデータ駆動型の利点を生かし、物理的および時間的制約なしにデータ駆動型ROMの最適なトレーニングデータを決定できる。これにより、従来のDEM-CFD法と比較して最大1900倍の加速が達成され、相対誤差は5%未満に抑えられた。さらに、MT-ROMをGPU計算およびLSTMニューラルネットワークと結合することにより、流動層の気泡挙動と圧力損失のリアルタイムシミュレーションを実現した。
<今後の抱負・感想>
DEM10は、DEM分野において最も優れた研究者・研究が集う国際会議であり、この度、最優秀ポスター賞を受賞できたことを大変光栄に思います。酒井研究室の皆様、特に酒井教授と李碩助教に心より感謝申し上げます。この素晴らしい成果を達成する上で、皆様の継続的なご支援とご指導は不可欠でした。